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「失礼します、転校生の宮代です。理事長からこちらに来るように言われたのですが…」
「お前が宮代朔夜か。俺がBクラス担任の末永 慧斗(すえなが けいと)だ」
「末永先生ですね、よろしくお願いします」
「お前転校生か?」
転校生という単語に反応して振り向くと
王道ホスト先生が眉間に皺を寄せながらこちらい向かってきた
本当に教師なのか?
「はい、そうですけど…」
「もう一人はどうした?」
「すみません、さっき理事長にも聞かれたんですけど…僕その転校生知らないんです」
「ちっ、初日から遅刻するつもりじゃねぇだろうな…わかった。手間取らせたな」
「んじゃ、ちょっと早いけど教室行くか」
「はい」
末永先生は王道ホスト教師とまではいかないが、なかなかのイケメンだ
クラス分けはまさに王道でSクラスに始まりA、B~Eクラスまであり、
家柄と顔と成績で分けられているらしい。
幸い王道くんは違うクラスのようなので一先ず安心だ。
「呼んだら入って来いよ」
「はい」
昨日考えてきた普通の挨拶を確認しながら呼ばれるのを待つ。
先ほど先生が入っていった時の奇声というか悲鳴はなんだったのか…
これも王道展開なのか?
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