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「竜!?ジャバーウオックがですか?」
「そうじゃ。見てわからぬか?」
「はい」
即答し、思いきり頷く。
殆ど、クイーンや有栖と変わらないと思う。
「まあよい。竜ならすぐ追いつける。…それにしてもアリスは変わっておる」
「変、ですか?」
「悪い意味ではない。ここで竜を心配する者など珍しいのじゃ」
「あたしは、いい人、いえ、いい竜だと思います。凄い優しかったです」
そう言ってから、アリスは屈託なく微笑んだ。
(‥アリスは側面、いや性質をまだ知らぬのだろう)
クイーンは呟く。
竜は大丈夫だから座りと、クイーン言われたので、ようやく有栖はバイクのシートにまたがった。
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