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「俺たちは、今度こそお前から離れる気はない。」
揺れる琴弥の瞳からは、涙が溢れ出ていた。
いつかこの日がやって来るのだと理解はしていた。
それにきっと、今まで以上に辛い思いをすると言うことも。
「ごめんね…青龍。…………それから…ありがとう。」
「………琴弥。我らは晴明からの式を外れた。………これからは琴弥の式につくつもりだ。」
それに、六合、青龍も頷いた。
風音は優しい笑みを浮かべて、琴弥を見た。
「………私は、これまでも…これからもみんなに辛い思いをさせるかもしれない。……それでもいいの?」
苦しそうな表情をさせながら、神将たちに確認した。
しかし、神将たちはそれでも琴弥から視線を離そうとはしなかった。
「……それでもかまわない。」
「俺たちは何があっても離れん。」
「………みんなの覚悟を受け取りなさい。」
そして、風音までもが琴弥に言葉を向けた。
「ところで…兄様と彰は……?」
「今のところ異常はないそうだ。」
そう言ったのは、玄武だった。
「彰も安全だそうだ。」
琴弥はホッとして息を吐いた。
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