ふたり

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【巫女】 薬売りと共に旅をしている謎の巫女。彼と同じく、本名・年齢・素性は不明。本人曰く「ただの巫女」。 艶やかな黒い長髪に、白い肌に映える赤い眼を持つ。口元には淡い桜色の紅を差している。巫女装束を纏っているが、袴の色は赤ではなく黒。赤い鼻緒の草履を履いている。 彼女もまた自分を「人間だ」というが、時折彼女の周囲に黒い羽根が散っている事がある。その様子からかそうでないのか、薬売りからは「鴉」と呼ばれており、同時に彼を「兄様」と呼ぶ。また、薬売りが言うには、「下手物喰いの悪い癖」があるらしい。 戦う時には、深紅の舞扇を両手に持つ。これには細工が施されており、持ったまま素早く振るうと漆黒の刃が飛び出して遠くの対象に突き刺さる。しかし、これはモノノ怪に傷を負わせる事はできても、退魔の剣のように祓う力はない。
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