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「いってきます」
荷物の確認をし、家を出た。
陽彦に家へと向かう。
昨日の感じだと、今日は大丈夫だと思った。
陽彦は既にこちらに向かっていたようで、陽彦が歩いてくるのが見えた。
「おっす、陽彦。もう大丈夫なのか?」
「おはよう、優人。もう大丈夫だ」
いつもの感じだったので、本当に元気になったと確信した。
暫し歩いて、いつもの待ち合わせ場所にやってきた。
俺がそこを通りすぎようとしたとき、
「おい、優人。松谷は?」
焦った様子で言ってきた。
……言うの忘れてた。
「体調が悪いから、今日は休み」
暗くならないよう努力はした。
………つもりだった。
「ぁ……そうか。……そんな暗くなるな」
暗くなるなって……俺、そんなに暗くなってねえし。
俺は陽彦の言葉を無視して、ずんずんと先を急いだ。
時間に余裕があるけど。
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