空がぐっと近づいた
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―僕はこんな選択、本当はしたくない。だけど、もうこれしかないんだ。 高い場所での風は、地上に比べると幾分か違った。今はその風が心地いい。 風が吹き、顔を伝っていた水分がさっと乾いた。 「フフッ…」 自分が泣いていたことに、今さら気付き、自嘲した。 いや、正確に言うと自嘲せざるを得なかった、だろうか。 自嘲でもしないと、大声で泣いてしまいそうだったから。
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