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ハクオロ
「お、そうだ。ならばしばらくの間、お前が身代わりになってくれればいいんだ」
オボロ
「み、身代わりだと?」
ハクオロ
「ああ。こんなこともあろうかと私のと同じ面を用意しておいたのだ。
みんな前にかぶってくれたよ」
オボロ
「あ、兄者…何を言ってる」
ハクオロ
「さ、これをかぶせてこうして手ぬぐいを」
オボロ
「おいおい」
ハクオロ
「ハチマキのようにして、耳を隠す。そして布団に潜っていれば、ごまかせるはずだ
うむ、これなら誰も気づかれまい」
オボロ
「そ、そうかあ?」
ハクオロ
「ゴホゴホッ。すぐに終わらせて戻ってくる。とくかく頼んだぞ、弟よ」
オボロ
「あ、ああ、任せろ
はぁ~とは言ったものの本当に大丈夫なのか?
まあこうなった以上仕方ない。しばらく身代わりになって
ふああ~ついでに寝かせてもらうとするか」
アルルゥ
「おとーたん」
ユズハ
「ハクオロさま?」
オボロ
「ん~」
カミュ
「おじさま?もしかして眠っちゃったの?」
オボロ(M)
「アルルゥにカミュ?それに、ユズハ!」
ユズハ
「ハクオロさま。看病にきました。」
オボロ
「ユズハが……あのユズハが……俺の看病を」
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