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「あ、ああ、アルルゥか?」   アルルゥ 「アルルゥだよ?」   オボロ 「何かが違う気がするが。」   アルルゥ 「おとーたん、ごはん!」   オボロ 「煮込みか。ん!?なんだこれは!?」   カミュ 「アルちゃんと二人で作った愛の結晶だよ。さぁ、召し上がれ」   アルルゥ 「ん、食べる」   オボロ 「あ、ああ」   オボロ(M) 「嫌な予感がする。幾多の死地を乗り越えてきた俺の予感がこれは危険だと警告している!だが、これで断ったら身代わりとは言えん!これも兄者のためだ、おんかみウィツァルネミティア願わくば俺に加護を」   オボロ 「てえええええいもぐもぐもぐもぐ」   アルルゥ 「おー」   オボロ 「うおおお!?おえええ!?」   カミュ 「さっすがおじさま♪」   アルルゥ 「次、薬」   ユズハ 「これは、アルちゃんと私でせんじ…選んで…煎じてみました」   エルルゥ 「なまってるよー?」   ユズハ 「選んでせんじてみましたー」   オボロ 「ユズハが……」   ユズハ 「はい」   オボロ(M) 「見るからに怪しいが、ユズハが、心を込めて」   ユズハ 「ハクオロ様?やっぱりお加減が良くないのですか?」   オボロ 「いや、ユズハ。心配するな、飲む」   ユズハ 「はい」   オボロ 「ごくごくう、うおおおおおおおおお!!?」   アルルゥ 「これで元気になる」   オボロ 「おが…があああ……アアアア…ハモ……ル…アア」   ユズハ 「美味しくなかったですか?ハクオロさま」   オボロ 「……ああ、いや。ありが……とう。ユズハ」   ユズハ 「はいっ」(嬉しそう   アルルゥ 「ユズちー?」   ユズハ 「嬉しいの。私にもハクオロさまの看病ができたから」   オボロ 「うがああああが、が…ぐぐ…ユズハ……お前のためならこの命……惜しくないっ!」   アルルゥ 「もういっこかんびょー!」   カミュ 「アルちゃん……それ、ギネ?」 アルルゥ 「おばーちゃんに教わった。カミュちーこれ、炙る」   オボロ 「な、何…」   カミュ 「ん?あ、ああ、炙るね  ビアールイグナグソプコイ」   オボロ 「アルルゥ?その真っ赤に燃えたギネで、何を」    アルルゥ 「んひぃ~」   オボロ 「ちょ、ちょっと待て! あ、ああああぐ!  薬のせいで、体が…」   アルルゥ 「ズブっとすると、熱下がる」   オボロ 「やめやめええええ  あ、ああ、アーーーーーーーッ」   ハクオロ
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