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「この型は出したくなかったんだけどね、君達が強いから出しちゃうよ。」
沖田さんの剣が一瞬消えた後沖田さんも消えてしまった
「どこに行ったんだ!?」
李純がきょろきょろしていた
その瞬間、李純の後ろに消えた沖田さんが構えていた
「李純!後ろだ!!!」
俺は今出せる一番の大声で叫んだが間に合わなかった
既に李純の横腹は沖田さんによって斬られていた…
「烈火瞬斬(れっかしゅんざん)この技の名前だ。大丈夫、傷はまだ浅いよ」
沖田さんはさっきとは違う不気味な笑顔を見せた
「こんなの俺の知ってる沖田総司じゃない!」
俺は沖田さんに向かって大声で叫んだ
「なんだって?」
沖田さんは笑いながら聞き返してきた
「俺の知ってる沖田総司は意味もなく人を斬ったりしない、それと並々ならぬ優しさを持ってるんだ。今のあなたにそれはない」
そう言うと沖田さんは剣を鞘におさめてこう言った
「並々ならぬ優しさかぁ…、たしかに今の俺にはないね。もうここまでかなぁー」
そう言い終えたその瞬間だんだん沖田さんの顔が歪んでゆく
やがて全く別人の顔になってしまった
「俺の変装を見破るってたいしたもんやん♪俺の名前はダルコ、神炎高所属だ」
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