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10分ぐらいトリップしていた俺は智輝と魁人の呼び掛けでようやく帰ってきた。そして、俺がどうしてこの学校を選んだのかを話した。
智「はぁ!?斗真知らなかったのか!?俺てっきり神社を継ぐために勉強にきたのかと…」
斗「あははは…」
まさかそんなわけあるか。俺の将来の夢はIT企業の社長だぞこのやろー。
魁「まぁ、あれやんな。力のあるやつはそういうのに惹かれてまうっちゅうやつ。必然的やったんやな。」
斗「うん…それが俺の運命だったってことですね」
チクショウ泣けてきた。
魁「でもな、前向きに考えてみて?"普通の"人たちの学校いったら、力隠さなあかんやろ?でもここなら気兼ねする必要あらへんやん?」
智「それに!!俺は斗真とまた会えて嬉しかったけど?」ニコッ
斗「智ちゃん…魁人…」ウルッ
智/魁「!!(涙目!!)」ドキッ
そうだよな!!そんな悪いことばかりでもないよな?智輝にも会えたし、魁人とか新しい友達できたし…俺、"普通"にこだわり過ぎてたかもな。そもそも俺の"普通"という概念が間違っていたのかも。ほら、あれだ、こんなはずじゃなかったなんて焦ったのはほんの一瞬だけ、これは、これで楽しげなスクールライフが待ってそうじゃん♪ってボ●ロの某素敵曲でも歌ってたしな!!要はあれだろ?自分次第ってこt
先生「ほい!!これで案内は終了だ。教室戻ってSTやんぞ~」
斗「…え?」
しまったあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!話に夢中過ぎて学校案内の説明聞いてなかったあああああああああ!!!!!!!!!!!迷子になる自信しかしねぇ!!
斗真の高校生活は前途多難のようである。
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