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神社の息子である神流 斗真 ーかんなとうまー は晴れ晴れとした気持ちで新しい制服に袖を通していた。
そう、今日は高校の入学式である。
斗「今年こそは絶対普通の友達つくるぞっ!!」
決意を口にする斗真。
斗真は友達が欲しいのである。
"普通の"友達が。
言い換えれば、斗真の友達は皆"普通"ではないのである。
そう、斗真の友達は幽霊、もしくは妖怪なのである。
神社生まれというせいか、生まれつき霊や妖怪が見えていた斗真は、小さい頃から妖怪と共にすごしてきた。
だが、幼稚園や、低学年の頃は普通に人間の友達がいた。
しかし事は起こってしまったのだ。
そう、あれは、しょ((斗「忘れもしない小学校3年の時だった…」
何ナレーターにことば被せてきてんだYO!!
斗「うるせぇ!!この思い出は俺に話させろ!!そう、つまり俺は3年生の時に日課だった狛犬とのお喋りを見られちまった訳よ。俺にしてみれば普通のことなんだが、端からみれば石像と話してるように見えるわけだ。後は想像できるだろ?もう次の日学校行ったら皆目を合わせてくれなくなっていました(笑)」
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