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~戻って斗真目線~
斗真と魁人は自分たちのクラスの前に来ていた。
驚くべきことに二人は同じクラスだったのだ。
教室にはすでに多くの人が入っていて、楽しげな声が聞こえてきていた。
斗(うわ…入るの緊張するわ…)
斗真が入るのを躊躇っていると、
魁「どうしたん??はよはいろうや♪」
と魁人が背中を押した。
斗「お、おう!!」
斗真は勇気を出し、扉を開けた。
そしてクラスへ一歩踏み込む。
グキッ
ドテッ
斗「うぎゃっ」
…………
最初の一歩は無残にもドアのレールに引っ掛かり、もののみごとにこけてしまった。
斗(し、しまったあぁあああああああぁあ!!!!!!!こけちまったあぁあああああああぁあ!!!!!!!ちょ、どうしよ、皆の視線が痛い)
斗真はどうしていいかわからず固まってしまった。
魁「斗、斗真!?大丈夫か?」
またもや魁人に助けられ、起き上がる。
斗(う…恥ずかし…これで完全に俺の第一印象がドジになった…)
そう思い、斗真は顔を挙げた。
すると、斗真を見ていたクラスメートが一斉に顔をそらせた。
小刻みに震えているものまでいる。
斗(完全に笑われてる(TT))
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