囚われ

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覚えた歌なら繰り返し 歌っておいたらこの街に yes雪の日々には響き 黒い雲にも届いて 「窓の外 行けるなら 闇を裂き 風に乗り 街の外 分かるなら 人をどけ 罪を負い。」 いつかも呼んだら 戻れはしないの 狂おしい母君 また呼んだら いつの間にかな 忘れてた君の場所 「花が割れ 我も割れ カチと落ち 粉と成る。」 軽い 頭が飛んでいく (夢の中へと。) ほんの 一瞬に似た (永遠だ。) 未だ風の彼方に纏わる 冬の向こう側 知らないでいる また呼んだら 崩れ落ちていく 腐敗した左脳が また呼んでも 許されはしない 鋼鉄の足枷 また呼んだら 壊されていくの 愛おしいこの目が また呼んでも 戻されて行くの 極寒のこの地へ また呼んだら いつの間にかな 忘れてた君の場所 「花が割れ 我も割れ カチと落ち 粉と成る。 空は病み 我も病み カチと落ち 粉と散る。」
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