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そんな私をあしらうように 「はいはい、ほんで吐気は治まったんかい」 あ~ マジでムカつく てか意味分からん 普通に喋ってる事も最初に他人のフリし事もイキナリ連れて帰るって言った事も 何がしたいか全く分からん 『あの、貴方は何がしたいんでしょうか?』 不機嫌丸出しでわざとらしく言うと 「吐気は」 とさっきと同じように返される そう言われるとなんか余計にムカついて 『収まりました。それで何がしたいんですか』 とまた不機嫌丸出しで言ってやる が、キレイにスルーされ 「よし、ほんなら帰るぞー」 と言って車を走らせだす 私の話聞けよ!!! 質問に答えろよ!!! そして降ろせ~!!!!! 勝手に走り出した車の中でそう思いながら一人眉間にシワをよせて運転席を睨む イライラしてる私はさっき出されただて帯と腰紐をクルクル巻きながら、フッと思い出した 啓子の存在 『あぁーー!!!!』 「うるさい」 『啓子!!置いてきてもた!!!どうしよ~』 男2人の中に置いてきてしまった 襲われたりしてないよね?? さっきのイライラとは逆に焦りだした私をみて吹き出し爆笑しだした 「大丈夫、「そうなんですかぁ?じゃあ私、彼氏呼んで花火見るんでゆきの事お願いしますぅ」って言うてたし」 とモノマネ入りで言われ 少しホッとする でもお礼と無事を知らせる為に啓子に電話をする
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