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『もしもし、啓子?? 大丈夫???』 「あっ、もしもしゆき?? 私は全然大丈夫、 あんたこそ大丈夫?? 具合悪かったん??」 『うん、紐締めすぎてちょっと吐きかけただけやし、もう全然平気』 「そっかぁ~、よかったぁ。 ごめんなぁ、私が締めすぎたから」 『大丈夫、紐取って貰ったら楽になったし、私は男2人の中に置いてきた啓子の方が心配やったわぁ~』 「あははは、それはもう大丈夫!!彼氏呼んだら2人ともどっか行ったし」 『そっかぁ、よかった。 じゃあ彼氏と花火楽しんで』 「はいは~い、じゃあ明日、お持ち帰り結果を楽しみに楽しんどくから、じゃぁね~」 『お持ち帰りちゃう!!送ってもらっ』 と話の途中で切れた携帯を見つめ はぁ~っとため息をつく 「啓子ちゃん、大丈夫って??」 と横から聞かれ 「うん、彼氏呼んだら2人ともどっか行ったって」 と答えるが啓子が《お持ち帰り》なんて言葉を残したものだから 疲れが更に増し、また はぁ~ っとため息をつく
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