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日曜日
朝10時啓子がうちに来る
ニヤニヤしながら私の部屋に入ってくる
「どうやった??」
開口一番それかよ!!
『最悪』
「何で??一番優しそうな人やったやん」
『私の中の汚点人物No.1』
「はぁ??何それ??」
『もー話もしたない』
「なぁ~、たまにはゆきの口から恋バナ聞きたいんですけど」
『話たくないんですけど~』
ふざけた口調で言ってみる
「なぁ~、好きな人くらい作ろうや~」
呆れ交じりに言われる
『好きって感情がわからへんねんもん』
はぁ~とため息をつかれる
「最近は幼稚園児でも初恋済ませとんねんで、それが16で初恋もまだとか、かなりありえへんねんけど」
『スイマセン』
「しかも初恋もまだの女が、ピュアでも処女でもないときた。どう言う事??」
『スイマセン』
「それでいてめんどくさがりの腐女子で干物女」
『そこまで言わんでも』
かなりの言われように少し凹む
いや、結構凹む
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