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私は必死に顔を隠して逃げようとしてた だが啓子は逆に乗り気で 「少しだけなら大丈夫です」 なんていいやがる 結局一緒にまわるハメになった 花火そっちのけで喋り続ける啓子とチャラ男とスポーツマン たまに話を振ってくるが曖昧な相槌でその場をかわす 自然と村田真人と2人になってしまう 黙って2人で歩く 気まずい てか帰りたい それが無理ならせめて啓子横に来い 「てかゆきちゃんと真さん何か喋りましょうよ」 チャラ男黙れ 喋りたくねーんだよ 「真さん真面目やからなぁ」 はっ??? 真面目??? こいつが??? はははは騙されてる 「真さんモテるのにサークルとかでも必要最低限しか女の子と喋らないですもんね」
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