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いつもならレジ係の『いらっしゃいませ』が聞こえるはずだった。 しかしその日はなぜかレジ係の姿が見えない。 「いらっしゃいませ!」 僕はそう言ってかわりにレジ前に立ち、店内を見回した。 決して広くない店内は、オレンジ色の淡いランプで照らされている。 昼のラッシュを終えた店内には女の人が一人いるだけだった。
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