ようこそ未定学園へ

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       ◆ 「理事長。咲坂さんからまたお手紙が来ていますよ」 「おお、ありがとう。そこに置いておいて」 「ほぼ毎月届きますね」 「ふふ。きっちり毎月だよ」 「さすがですね。在学時からというと、、  もう彼此3年になりますか」 「彼女にとってはこれが原点だからね。  楽しんでやれてるってことじゃないかな」 「そういえば今日は今年の新入生の初登校の日だね」 「はい、すでにこちらに向かっているはずです」 「いいね、毎年のことなんだけど、ワクワクするよ。  今年はどんなストーリーが生まれるのか、って。  彼らには今はまだ何も無い。  でも可能性だけはたっぷりあるからね」
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