プロローグ2
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「…」 奴は無言。 …聞こえてない? 「値札ついてるけど」 もう一度言った。 「…」 わけないよな… 奴は無言で私を見下ろしているだけだった。 …プツン 何かが切れた。 何かが。 「あんたなんか言えないの!?」 奴の襟首をつかんだ。 「別に…」 とたん奴は私の腕をつかみ、走り出した。 「は~じ~め~の、第一歩!!!!」 桜が舞った。
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