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本棚に追加 次々と破壊されていく太い針は、辺りに破片が散らばる事無く霧のように消える。俺も加勢して破壊をしているが、破壊した後は地面が綺麗に元の状態に戻っていた。
破壊をしているという事は物体があるという事だ。地面から突き出したはずなのに地面には何の跡も無い。おかしい。穴ができていても良いはずなのに、どうして何も無いんだ。
「これで、終わりだ!」
近くで声が聞こえて振り向いた。そして俺の目に映ったのは、炎をまとわせた拳を振りかぶったレッドの姿だった。
「レッドなんで」
「ふん!!」
まるで俺がただの物であるかのように、レッドは手加減する事無く拳を振り下ろした。俺の身体はビー玉を弾いた様に吹き飛び、地面を摩りながら停止した。
殴られた痛みより、何故レッドが俺を攻撃したのかという疑問で頭が一杯だった。レッドに恨まれるような事は……多少あるが、宇佐美のスリーサイズを教えないぐらいでこんな攻撃をするだろうか。
レッドなら……やりかねないか?
「ぐっ……」
情けない事に受け身も取れなかった俺の身体は悲鳴を挙げていた。例えヒーローパワーが残っていても、これではまともに戦えない。本当に、なんという事をしてくれたんだ。
針を破壊した時に発生した霧が晴れると、予想だにしない光景があった。グリーンとアクアが、俺と同じように倒れて居たのだ。
「え……何で皆倒れて……アクア! 大丈夫?」
倒れたまま動けないアクアに、イエローが駆け寄る。

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