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「あ…どうも」
私はぺこりと頭を下げ、小さく会釈した。
なににつられたか颯太も「どうもっす」と軽く頭を下げた。
やっぱこんな可愛いんじゃ意識しちゃうよね。
かしこまる颯太を見て思い、普段みれない姿に面白さを感じる。
「あぁ、こっちはうみ、私の娘よ。そしてそっちの男の子が颯太君。うみの幼なじみなの」
私はドキドキしながら麻井 凜をちらりとみる。
「よろしくね、うみちゃん。颯太さん」
凜は柔らかい笑顔を向けてくれ白く綺麗な手を差し出した。
「よ「よろしくお願いしまっすー!!」
横から颯太が私に差し出された凜の手に握手をした。
「お前じゃねーよっ」
また私は弁慶の泣きどころを蹴った。
「いでーっ」颯太がうずくまる。
「ふ、二人とも仲がいいのね………」
一瞬の凄まじい光景に凜は目を丸くしていた。
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