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教室に入った時、少しながら緊張と言う感情を久しく感じつつドアを開けたのだが、人がいなかった。
ガランとした立方体の箱の中にあたしは1人佇む。
年期の入った木製の建物、少しツーンと鼻をつくような匂いが漂う。
窓を見ると薄暗い教室に光を差している根源が見つかる。
自ら光を放ち、輝きを示す。
あたしは、ああゆう風にはなれない。
なりたくないと思った。
やはり日光は嫌いだ。
あたしとの相性は最悪だ。
秋独特の涼しい風があたしの髪とカーテンを揺らした。
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