ヒーロー

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黄「…ん~!よく寝た。」 今日はバイトも入ってなくて12時まで寝ていた。 黄「…腹減った。」 僕は黄宮 悠介。 フリーターである。 空腹感がハンパじゃない。 着替えて近所のラーメン屋に向かった。 「いらっしゃーい!」 威勢の良い声に肩がびくっとなる。 カウンターにはいつもいるはずの親父さんが居ない。 黄「…ラーメン。今日、親父さんは?」 カウンターにいる馬鹿そうな青年に声をかけた。 「へー?あ、親父?ちょっと腰痛めてさぁ~アヒャヒャ♪」 親父ということは息子か…。 似てない。 黄「ふーん、お大事に。」 「ありがとー!俺、緑園 昌彦!!よろしく!」 黄「…う、うん。」 なんだこいつ。 なぜ自己紹介しだした!? 緑「君は~?」 黄「僕!?……黄宮悠介。」 緑「よろしく~♪へい、ラーメンおまちっ♪」 熱そうなラーメンがドンッと置かれてまた僕の肩が跳ねる。
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