ずれた感情

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後ろを振り返る 誰もいない 宮路「……」 いるはずがない 父は寄合 母はバイトの巫女さんの面接をしている 宮路「神楽……会いたい……会いたい!」 神棚の下の壁に両手を叩きつける 宮路「神楽……いるんだろ……いるって返事をしてくれ!!」 更に壁を強く叩く 宮路「こんなんでさよならは嫌だ!!俺はお前に一目惚れしていたんだ!!けど嫌われるのが怖かったんだ!一緒に御飯食べたり通学も楽しかった!初めて好きになった女性に嫌われたくなかった!けど本当に俺の事が好きなのか疑ってた!お前を本当に好きだったのに……!!」 壁を叩きつけているうちに出血した 小指の爪が割れていた けどまだ壁を叩きつけている 宮路「神楽!神楽!神楽!御願いだから帰ってきてくれ!お前が好きなんだ!御願いだから……」 その場に泣き崩れた 宮路「……神楽……会いたいよ!」 涙が止まらない 宮路「神楽らぁぁ!!」 再び壁を叩きつけようとした パシッ! 神楽「宮路さん……もぅやめて」
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