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会いたかった彼女がいた
神楽のやさしい瞳を見つめる
澄んだ黒い目が宮路を見つめている
宮路「神楽……帰ってきてくたの」
神楽「はい」
宮路「神楽……ごめん!」
泣いたまま神楽に抱きつく
神楽「宮路さん……こんなになるまであたしを」
神楽は傷だらけの手を見つめた
宮路「神楽!もぅ離れないで!」
神楽「はい……分かってます」
宮路を抱き締める
母「ただいま~ごめん遅くなっちゃった」
母が帰宅
二人は咄嗟に離れた
母「あら神楽ちゃんも帰ってたの……宮路手どうしたの!?」
宮路「ちょっと」
母「ちょっとじゃない!すぐ止血!」
母が救急箱をとってくると神楽が治療した
神楽「……」
包帯が巻かれた手を神楽はやさしく掴んだ
神楽「宮路さん……」
神楽は胸元に宮路の手を当てた
神楽の鼓動が手に伝わってくる
神楽「わかりますか?あたし緊張してます。嬉しいのに緊張してるんです。だけどこうしている今……とても幸せです」
宮路「神楽……」
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