相反

2/19

10人が本棚に入れています
本棚に追加
/160ページ
女性の匂いはフローラルであると信じていた 神楽はもっといい匂いしていた 宮路「か、神楽」 もっちりとした柔らかい肌 女性独特のボディーラインがはっきりわかる 母「早く家の中に入りなさい!」 母に呼ばれ家の中に入る 手を濡らさぬように風呂に入った そして布団に入る 神楽がいない 宮路「まさか!」 あわてて部屋を出ようとする 先に神楽が入ってきた 神楽は白い着物に着替えていた 神楽「宮路さん」 宮路「な、なに?」 神楽は改まっている 目に涙が溜まっていた 神楽「あたしの初めてを・・・貰って下さい」 衝撃的な発言に言葉を失った 神楽「あたしは宮路さんの全てが欲しいです」 神楽は今にも泣きそうな目で訴えてくる 宮路「神楽……いいの?神楽の大事な身体を俺が……」 神楽「あたしは宮路さんじゃなきゃダメなんです……愛した宮路さんじゃなきゃダメなんです!」 宮路「神楽……」 神楽を抱き締める 神楽の目からスッと涙がこぼれた 宮路は気付いていない
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加