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女性の匂いはフローラルであると信じていた
神楽はもっといい匂いしていた
宮路「か、神楽」
もっちりとした柔らかい肌
女性独特のボディーラインがはっきりわかる
母「早く家の中に入りなさい!」
母に呼ばれ家の中に入る
手を濡らさぬように風呂に入った
そして布団に入る
神楽がいない
宮路「まさか!」
あわてて部屋を出ようとする
先に神楽が入ってきた
神楽は白い着物に着替えていた
神楽「宮路さん」
宮路「な、なに?」
神楽は改まっている
目に涙が溜まっていた
神楽「あたしの初めてを・・・貰って下さい」
衝撃的な発言に言葉を失った
神楽「あたしは宮路さんの全てが欲しいです」
神楽は今にも泣きそうな目で訴えてくる
宮路「神楽……いいの?神楽の大事な身体を俺が……」
神楽「あたしは宮路さんじゃなきゃダメなんです……愛した宮路さんじゃなきゃダメなんです!」
宮路「神楽……」
神楽を抱き締める
神楽の目からスッと涙がこぼれた
宮路は気付いていない
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