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母は宮路の事を想いわざと一人できた
姉を育て自分を神主にしようとした母が一番ツラいだろうに
母「頑張ったよ」
宮路「なにを?俺はなにを頑張った?」
母「大学に行き大事な人を見つけた」
宮路「それは大学とは関係ないよ。神楽が来てくれたから」
母「大学はね、勉強だけの場所じゃないの。出会いも大事な事」
宮路「出会いは神楽から」
母「あなたは神楽ちゃんと色々あったけどこうして一緒にいる。そして互いに一緒になろうと約束した。それがあなたにとって一番得た物。そしてあなたの今後の人生のパートナー。あたし達がいなくても大丈夫」
宮路「……」
母「さぁ帰ろう、神楽ちゃんと式が待ってる」
膝を引きずりながら帰る
家には神楽が待っていた
いつ帰るかわからないのに外にいた
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