相反

19/19

10人が本棚に入れています
本棚に追加
/160ページ
姉に対し初めてあらげる 本当の家族のように接してくれていた姉 しかし自分がそう思っているなら今までの生活はなんだったんだ。 そう思ってしょうがない 宮路「姉さんは姉さんでいて欲しいんだ。他人みたいな考え方はやめてくれよ!」 式「宮路どうしてそう思える。あたしは……」 宮路「小さい頃姉さんは俺の頬を触り可愛い弟って言ってくれた。俺は姉さんに好かれたいと思った。だから俺は剣術をして近づきたいって思った。追い付けなくていい。俺を見て欲しい。見捨てないで欲しいってずっと思ってた!」 式「私がお前を見捨てるわけないだろ。大事な弟なんだから」 宮路「それでも恐かった!いつか姉さんが自分から離れて行くんじゃないかって。物心ついた時からそう思ってた!今の専門学校だって反対したかった。けど姉さんが跡を継ぎたいと言ったから反対できなかった!」 式「宮路、今も恐いか?」 宮路「今は大丈夫、神楽がいるから」 式「そうか、なら……」 宮路「姉さんまさか……」 式「大丈夫、あたしはここにいる。お前の子をみたいしな」 宮路「俺の子!?」 式「早く嫁さんの所にいってやれ」 宮路は神楽の所に向かった 式「まったく……いつまでも姉離れが出来ない弟だ。それが可愛いけど」
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加