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姉に対し初めてあらげる
本当の家族のように接してくれていた姉
しかし自分がそう思っているなら今までの生活はなんだったんだ。
そう思ってしょうがない
宮路「姉さんは姉さんでいて欲しいんだ。他人みたいな考え方はやめてくれよ!」
式「宮路どうしてそう思える。あたしは……」
宮路「小さい頃姉さんは俺の頬を触り可愛い弟って言ってくれた。俺は姉さんに好かれたいと思った。だから俺は剣術をして近づきたいって思った。追い付けなくていい。俺を見て欲しい。見捨てないで欲しいってずっと思ってた!」
式「私がお前を見捨てるわけないだろ。大事な弟なんだから」
宮路「それでも恐かった!いつか姉さんが自分から離れて行くんじゃないかって。物心ついた時からそう思ってた!今の専門学校だって反対したかった。けど姉さんが跡を継ぎたいと言ったから反対できなかった!」
式「宮路、今も恐いか?」
宮路「今は大丈夫、神楽がいるから」
式「そうか、なら……」
宮路「姉さんまさか……」
式「大丈夫、あたしはここにいる。お前の子をみたいしな」
宮路「俺の子!?」
式「早く嫁さんの所にいってやれ」
宮路は神楽の所に向かった
式「まったく……いつまでも姉離れが出来ない弟だ。それが可愛いけど」
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