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宮路(姉さん大丈夫かな?)
窓の外を見る
神楽(……)
ホテルに着くまで無言だった
何を喋っていいかわからなかった
ホテルは別々の部屋
宮路「……」
宮路はリュックから指輪を取り出した
ペアリングだ
この初詣で告白しようとしていた
告白なんて必要ないかもしれない
けど神楽には自分の気持ちを伝えたかった
人混みを少しでも避けるため早朝に行くことに
早朝
宮路「神楽……」
神楽「はい♪」
綺麗な晴れ着姿の神楽がいた
神楽「さぁ行きましょう」
神楽の手を掴み出雲大社へ向かう
神楽「綺麗な朝陽ですね」
宮路「あぁいい初日の出だ」
バイト「あれ?前ニュースになった巫女さん?」
バイト「綺麗な人、隣の人彼氏?」
バイト「かな?」
バイトの巫女さんやらお手伝いさんやらが噂している。
境内を進む
おみくじを引いたり御守りを買った
神楽「日本の正月っていいですね」
宮路「あれ?初詣やった事ないの?」
神楽「はい、むしろお願いを聞く側でしたから」
宮路「そうなんだ、神楽……ちょっときて」
神楽「?」
宮路は神楽を人気のない所に連れていった
胸がドキドキする
神楽「宮路さんどうしました?」
宮路「神楽……落ち着いて聞いて欲しい」
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