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二週間後の朝学校につくとレポートを忘れてた事に気づいた
幸村「宮路、最近顔色が悪いけど大丈夫か?」
同じ同人誌連盟「??」の幸村が心配してくれていた。こいつは不思議で2次元に走らんでもモテるだろという逸材
同人誌のコミケで絡まれた時に助けて貰ってから意気投合した
同じクラスだったのがびっくりだ
女性からの告白は飽きているらしく燃えるような恋より萌える同人誌の方がいいんだとか
まぁ……腕っぷしもあるからヤンチーに絡まれた時は凄い助かるが
宮路「まぁ……な。てかレポートみせてくれぇ~ヘルプme~」
幸村「いいよ」
幸村はレポートを貸した
男子「幸村さんがレポートを」
女子「いいなぁ」
幸村は他人にレポートを貸したりはしない。そもそも幸村に話しかける時さん付けで呼ぶ人がほとんどで男子でもほとんどがさん付けで呼ぶ
宮路「サンキュー」
幸村「最近神楽ちゃんとは上手くいっている?」
宮路「わからない、未だにどう接していいかわからないんだ」
幸村「そうか、自分に素直になった方がいい」
宮路「素直にね……その素直がわからないんだ」
幸村「ゆっくり考えな」
授業を終え帰宅途中夕焼けを見ながら午後ティーを飲む
宮路「はぁ~……」
神楽「宮路さん」
神楽が無邪気に話かけてくる
けど……返事をしたくなかった
宮路「……」
神楽「宮路さん」
宮路「……」
神楽「宮路さんってば」
宮路「うるさいんだよ!聞こえてるよ!!」
神楽「ごめんなさい……」
神楽はとっさに謝った
こんな事言いたいはずじゃないのに
本音とは違う事を言ってしまう
宮路「大体お前本当に何者なんだよ!いっつも側にいて!お前といると頭がおかしくなるんだよ!目障りなんだよ!」
神楽「あたしは……宮路さんの側に」
宮路「いなくていいよ!!頼むから消えてくれ!!」
神楽「…………!!」
神楽は頷いた
宮路(違う!こんな事言いたいんじゃない、俺は神楽の事が好きなんだ)
宮路が午後ティーを飲み終えた時には神楽は消えていた
宮路「か、神楽……違うんだ……違うんだよ……」
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