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神楽が消えてから三日目
母「宮路、神楽ちゃんは?」
宮路「知らない」
母「困ったわね……今日バイトの面接で夕御飯作れないから神楽ちゃんに御願いしようと思ったのに」
宮路「神楽には無理だろ」
母「あら、宮路知らなかった?何日かは神楽ちゃんに夕御飯御願いしてたのよ」
宮路「え?」
母「神楽ちゃん料理のセンスバッチリよ。すぐ覚えるんだもん」
宮路「そうなんだ」
神楽はいない、けど知らなかった
何気なく食べていた夕御飯が神楽が作っていたなんて
最近は同人誌を見て
抜いても気分が晴れない
幸村からメイドカフェに誘われ行ってみた
和服Day だかで皆着物を着ていた
幸村「萌えるか?」
宮路「萌えるっていうより懐かしい」
幸村「だったら神楽ちゃんと寄りを戻せよ」
宮路「戻したくても神楽はもぅいない」
幸村「なぜそう言える」
宮路「なぜって消えたから」
幸村「その瞬間を見ていたか?」
宮路「いや、気がついたら……」
幸村「見ていないんだったら、願えよ。お前が願えばきっとまたくる」
宮路「願ってくるならもぅ願ってるよ」
幸村「まだ願ってない」
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