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どうやって名前を聞き出そうか、とあれこれ考えながら彼女の後ろについて行く。
「佑真ちゃん、乗って」
いつの間にか、地下の駐車場に着いていた。
車に乗ると、どっと体が重くなった気がした。
「あの…お名前お聞きしても」
結局、あれこれ考えたけれども、脳内会議で、さっさとストレートにズバッと聞くに決まった。
「あらやだ!ごめんね、言ってなかったわ。…友梨香よ。これからよろしくね」
「よろしく?」
どういうことだろうか。
親戚としてということだろうか。
「あらやだ!私、言ってなかったっけ…まあいっか。
佑真ちゃんこれから私と一緒に住むのよ」
ふーん…
「えぇっ!?」
一緒に住むって…
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