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ぐっと背伸びをして、私は顔を洗いに洗面所へと向かった。
顔を洗うと取りあえず頭はすっきりしてきたが、まだ眠い。
髪を櫛で解いてボサボサの髪を整え部屋へと戻った。
制服に着替え、綺麗に整理された勉強机の引き出しからアレを出し、玄関へと向かう。
「佑真ーおはよう!」
私に今日初めて声をかけたのは、私の母である友梨香だ。
そして、先ほどの例の目覚まし時計の歌の主でもある。
彼女は上手いと思っているみたいだけど……ねぇ。
あれは本当に無いよ…
「……おはよう」
これがいつもの朝の始まり。
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