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しかし、畑山は薬そのものではなく副作用、生き残るために他者を淘汰しようとする考え、それだけを非難した。
薬自体の否定、淘汰の必要性自体がないとは否定しなかった。
事実、薬の効果は本物であり、地球環境は最悪、そこを否定すれば嘘をつくことになり、国民を騙すことになる。
そうなれば、畑山は単なる嘘つきとなってしまう。
だから、不本意ではあるが認めるしかなかった。
そして、畑山がいくら非難しようと、副作用があろうと薬を飲んだ者――異形が国中に現れ始めた。
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