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☆
午後六時過ぎ、雪が降り積もる中、第十回新人類決起集会会場に次々と異形――新人類が集まってくる。
会場には百人を越える新人類達が既に集まっているが、ぞくぞくとその数を増やしている。
膝下に手がにょきっと生えている者、前後両面に顔が有る者、手の甲に目玉らしき者が有る者、指が多数有る者。
どれもこれもが、誰も彼もが、奇妙でグロテスクだ。
しかし、互いの姿を気持ち悪がって蔑視したり、揶揄することは決して無い。
その奇妙でグロテスクな姿こそ、新人類の証であり、仲間である証なのだから。
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