2年のあの頃

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進級初日は、かなり詰めこまれた1日だった。 遅刻はするし、転校生と仲良くなるし、その後の部活では部長の方針で、適当なやつは入部してほしくないということでいつもより練習がハードだったし… おかげで新入部員として入部しようとして記名をした人は6人となった。 はやく先輩引退しないかななんて思ったり…笑 そんな日を乗り越えてから1週間。 俺はクラスにも慣れてきたところ。 川合は未だにぎこちなさが残るし、向田さんもまだ浸透はしてない様子。 そして向田さんはいつの間に1部の男子の中ではいじられキャラとして定着するようになっていた。 今は休み時間。 俺はいつも一緒にいる人たちと2組で昼食を食べていた。 優「1年の頃のがよかったー。」 健「優子ちゃんが馴染めてないって意外だね。」 優「違うの! 先生がきらい!」 沙「誰?」 優「新任の人なんだけど、怒ることに喜びを感じてる人…笑」 佐「なんだそりゃ笑」 敬「確かにそんな感じだな笑」 俊「あれ、敬祐と優子同じクラスか。 健一だと思ってた。」 健「俺は6だぞ。 隣のクラスに隼人がいるくらいであんま知り合いいない…」 隼「野球部のやつたくさんいるっしょ。話しといたから話しかけてやって。」 健「わかった笑」 俊「まだ1週間だからまあ。 …まあ笑」 優「言いたいこと忘れてんじゃん笑」
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