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2組には戻らず、1組に入った。
すると、ちょうど1人の男子と向田さんがノートを取り合っているところだった。
そしてその瞬間、ノートの表紙が破れた。
莉「あっ…」
悲しい顔をする向田さん。
それとは対象に笑う男子4人。
「ひっど…」
…
俺は男子グループの方まで歩いて行く。
俊「…」
「さ、桜井くん…?」
俊「おい…」
聞こえていないのだろう、まだ笑っている。
俺は机を叩いて存在を示した。
はっきり言ってキレていた。
俊「おい! おめーらだよ!」
クラスがシーンとなった。
だが気まずさはなかった。
俊「エスカレートしすぎなんだよ。」
「でも嫌がってねーじゃん。」
俊「強がってんのもわかんねーのかよ。 大概にしろよ…。」
「関係ないやつ引っ込んでくんね?」
気づくと胸ぐらを掴まれていた。
気持ちだけ臨戦態勢に入る。
俊「関係なかったら関与してねーよ。 こいつは友達だ。」
「そういうのうぜーから笑」
そう言って投げ飛ばしてきた。
俺は机の横に倒れる形となった。
莉「やめて!!」
声は無惨に響いた。
男子たちはやめなかった。
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