28人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
…
莉「だから俊樹くんには感謝してるんです…!」
敬「てことは転校生って」
俊「この子だ。」
敬「初見が泣き顔かい笑」
莉「やめてください…笑」
敬「誤解してすまなかったな。 じゃあ俺はこれで。」
「鈴木くーん!」
俊「人気あんなー笑」
敬「やめろ笑」
敬祐は照れを隠すように走ってクラスを出ていった。
莉「びっくりした…」
俊「学校のアイドルみたいなやつだからね。 あいつと歩いてると泣きたくなる笑」
莉「ははっ笑」
俊「笑うなよ!笑」
やっと笑顔が戻った。
敬祐パワーなのかな?
とりあえずひと安心だ。
俊「俺さ、昼休みとか2組でなかいいやつらといるんだけど、よかったらこっちこない?」
莉「ありがと。 でも悪いから。」
俊「いや、歓迎するよ! 他のやつらもいい人しかいないし。」
莉「でも…」
俊「まあ強制はしないけどね。 変なグループじゃあないよ笑」
莉「わかってるよ笑」
その日の会話はそこで終わった。
その後の授業は、泣いたからか頭いたいということで向田さんは早退をした。
後ろめたかったのもあるのだと思うと、すごく悲しくなった。
明日、くるかな…。
最初のコメントを投稿しよう!