2年のあの頃

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―翌日 向田さんは学校にきた。 そしてテンションも普段通りか、いつもより高い感じで安心した。 莉「おはよー。」 俊「おー。 そっちから話しかけてくるのは初めてかもな。」 莉「うそー!? 絶対あるよ笑」 俊「いつも俺ばっか話してるイメージなんだけど笑」 「莉野ちゃんおはよっ!」 バド部の子たちも、昨日の一件で向田さんと仲良くなろうと積極的に話しかけていた。 俊「友達できて良かったじゃん笑」 莉「なにそれ!笑 元からいます!笑」 俊「どうかなー?笑 向こうは思ってないかも…笑」 莉「はっ… そういうのも… ってやめて笑」 俊「ナイスノリツッコミ!」 やっぱりいつもよりテンション高いわ。 そんなことを感じた朝。 朝のホームルームが終わった時、優子が1組に入ってきた。 俊「あれ、なにしてんだチビちゃん。」 優「え、俊樹には言われたくないんだけど笑」 莉「彼女いたのー! 釣り合ってないぞ!笑」 俊「ちげーよ笑 どんないじりかただよ笑」 優「この子? 向田さん。」 莉「あ、え、なんでこんな美少女があたしなんかの名前を…!?」 俊「すげーテンパりようだな…」 優「俊樹がよく話してるから見にきた笑 うざいでしょこいつ笑」 莉「いや、でも助けてもらったので…。」 優「ははっ笑 可愛い。」 莉「いやあなたのほうが500倍かわ…」 優「そういうとこが可愛い笑」 莉「ありがとうございます。」 優「面白い笑 あ、俊樹、沙也加が今日体育館使えないから部活ないって言ってたよ。」 俊「まじか。 ありがとう。」 優「うん、それだけ。 じゃあね。 向田ちゃんもじゃあね。」 そう言って足早にクラスを出ていった。 莉「美男美女の知り合い多いね。」 俊「そう、で俺は不細工で悲し… ってほっといてくれ!笑」 莉「いや言ってないよ笑」
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