2年のあの頃

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そのあとは授業はないが、委員会や係などを決めるということで、あと1時間ホームルームが残っているとのこと。 今は休み時間。 自己紹介で得た知識で、気が合いそうな人に話しかけに行ってる人や、元々仲良かった人と話をしている人など、それぞれ思い思いに過ごしていた。 俺はというと、誰からも話しかけられてない。 まあ自己紹介があれだから…笑 と思っていたのだが、女の子2人が話しかけて来てくれた。 「桜井くんだよね?」 俊「あ、そうだよ。 よろしくね。」 「よろしく! あたしたちバド部だから桜井くんのこと知ってるよ。」 俊「よく隣でやってるよね。 俺も1年ときから顔は知ってた笑」 「ほんとー? よかった! 桜井くん結構有名人だよー笑」 俊「遅刻したからだな 笑 恥ずかしい知れ方だわ笑」 「そんなことないよ笑 普通に元から名前知ってる子多いよー。」 … とりあえず意外と名前は知れてるらしい。やったぜ。 まあ小さいバスケ部は珍しいからかもしれない。 とりあえずはこのクラスも馴染めそうだ。 … それより、あの子どこいったんだろう…笑 2人と話している間にどっかに行って締まったらしい。 教室内にはいないみたいだ。 川「桜井ー。」 俊「おう。 馴染めそう?」 川「まあ人見知りだけど頑張るよ。」 俊「時間経てば、なるようになるから大丈夫だべ。」 川「だね。 3組行かね? 真司んとこ。」 俊「いや、あの子待ってるからいいや笑」 川「笑」 川合は笑って教室を出ていった。 その川合と入れ違いになるかのように、向田さんが入ってきた。
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