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委員会決めが始まった。
俺はというと、委員会や係には入るつもりはさらさら無い。
"俺、そういう面倒な仕事興味ないから"的な考えが少しカッコイイと思っていたからだ。
これは今思い返すと顔から火が出るほど恥ずかしい考え方だ。
この考え方だった俺は、委員会やってみない?と数回言われたが、全てを断った。
そして唯一OKしたのが体育祭の応援団。
それ以外には何も属さなかった。
一方、隣の向田さんはというと、頼まれたら断れない性格なのだろうか、図書委員に推薦され、促されるまま委員になっていた。
俊「読書好きには感じられないけど?」
莉「それは失礼!笑 あんま好きじゃないけど笑」
俊「やっぱり笑 まあ頑張ってね。」
そして丸々1時間を使って、委員決めを終えた。
なんと川合が学級委員に。
大丈夫かこのクラス…笑
俊「お前が学級委員ねぇ笑」
川「いいだろ? 良いクラスになったも同然だぞ。」
俊「どうだか笑 あ、帰りのホームルーム終わったら購買行こうぜ。弁当忘れた。」
川「俺も忘れたからちょうど良い笑」
俊「さすが笑 つか今日仮入部の日か。」
川「あー、そうだね。 勧誘行かなきゃ。」
俊「俺はマネージャー勧誘行ってくるであります!笑」
川「あの子は? 向田さん。」
俊「おお! 誘ってみよー。 …って男子に囲まれてお取り込み中だわ。 ちくしょーモテるのかー。」
川「まあキャラが良さそうだからね。」
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