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暫くすると先生が教室に入ってきて、席に座るように言った。
私の席は教卓の目の前だ。
すぐ後ろには夏樹がいる…
辺りを見回すとあまり知らない人ばかりだ…
１年生のとき同じクラスだった子が数人いるが、どちらかといえば仲が良くない子だったので、あまり関係はない。
…そういえば、あの男子の席は何処なのだろうか…
探していると…いた。
それもかなり近くにだ。
自分の右斜め後ろの席に座っていた…
彼は既に自分の前の席の男子と仲良くなっていた。
無邪気に笑っているその姿から目が離せなくなり暫く見つめていると、彼が此方を見た。
目が合ってしまい、急いで視線を反らす私。勢いあまって肘を強打することになった…
後ろから笑い声が聞こえてきて恥ずかしくなり、机に伏せた…。
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