序章 古い歴史は立たなければならない

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城下は完全にお祭りのようなにぎわいを見せていた、実質のところお祭りとは大差のないイベントなのだがあまり気にしないでおこうと思っている。 「さぁーて何食べようかなぁー」 周りをきょろきょろと見渡しながら食べたいものを探す、おいしいものは盛りだくさんのようでどれから手を付けていいやらわからなくもなってしまう。時たま露店の人が声をかけてくれることがあり、決まってお嬢ちゃんにはサービス。といってサービスしてくれる…私はこれでも16歳でもう立派な女である。 元騎士ということもありいつものように鎧と剣は肌身離さず装備している、師匠の教えだからだ。先ほど元騎士といったが今は何の仕事をしているのかというと、あまり人には言えない仕事をしている。 さぁてそろそろ城内が騒ぎ始める時間だ、食べたいものも食べたしいろいろ見ることができて満足したのでそろそろ帰ることにしよう。 大目玉をくらうのは誰でもいやなものだ、できるだけまっすぐ帰ることにしよう…
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