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「とにかく、我が長州は壬生を内側から破壊し池田屋の無念を晴らす。以上。」
桂は、上座からスタスタと降りて出て行ってしまった。
「佐藤…どうした?いつも大人しいお前が。」
「あなたは、誰?」
「お前…ふざけてると叩き斬るぞ。幼なじみの中村草太だ。少し夜風に当たって頭を冷やして来い。明日は憎き新撰組に入隊じゃあ。」
梓は、道場の廊下に出て冷たい風を身体中に感じて美し過ぎる満月を見つめていた。
これって素人ドッキリ?
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