入隊

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「身分に関係なくですね。」 「ああ…壬生の頭が農民出身の近藤勇だからな。」 草太は、少し軽蔑したように言った。 江戸の多摩出身、田舎剣法、天然理心流。 より実戦向きな剣法。 殺人剣にはめっぽう強い。 寺の扉が開き長身の男が出て来た。 「今日は、お集まりいただき光栄の極み。わたしは副長の土方歳三である。」 いやーん!キター時空を超えて(・∀・)キター。 「さっそく、手前達の腕を見極め入隊の合否を決定する。相手をするのは沖田君と永倉君にしてもらう。」 「ふん…たかが壬生が…合否をつけるとはバカにしたもんだ。そうだろ?佐藤…。」 「…。」 「佐藤…鼻血が出ているぞ。」 もうダメ、キュン死にしちゃう。 やっぱり、土方様は美しい人だったんだ。
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