入隊

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「ほぉ、総司の突きをなかなかやるな…。」 土方は、誰にも聞こえないような声を洩らした。 「攻撃して来ないんですか?」 沖田は、梓を誘っている。 「とう!とう!とう!」 沖田総司の伝家の宝刀三段突きが突き上げられるように放たれた。 「や!や!や!」 と梓は、突きを払い下げた。 (今…目に見えたか?) 見ている浪人達が囁いた。
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