いわゆる日常

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そして余ってたと言う窓側の一番前の席に着く 「俺の名前は成田駆だ、こんなだらしねぇ格好してるが一応お前らの担任やらせてもらうわ、よろしくなー」 パチパチ 周りからは拍手と歓声の、嵐の中 「……………」 震えているルナちゃんの姿 一回この場から離れた方がいいか……? 考えるより、行動派の俺は行動に移していた 「すいません、ちょっと体調が悪いんで保健室行ってきます」 そう言い残しルナちゃんの手を握って駆け出した ー廊下ー 「はぁはぁ……」 「ゴメン、あの空気にいるの辛そうだったから」 一体この子に何があったのか正直知りたい、でもあんまり本人に俺から聞くことでもないわな 「ゴメンね…ゴメンね………」 ルナちゃんはそう言うだけだった 誰かこの子を知っている人、簡単に考えれば担任の成田さん この人は確実に知っているだろう だが今教室に戻ったらルナちゃんが… 鞄、取ってくるか… ……………… その後ルナちゃんの鞄を取りに行き、家に返してあげた くそぅっ!家に送ってく名目で家に行けたのにっ! ルナちゃんが1人で大丈夫と言ってたから大丈夫であろう ともかくあとは放課後を待つだけだな
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