First Mission, Escape

4/25
前へ
/25ページ
次へ
しばらくすると、タマゴサンドやとサラダとストロベリー アイスが出てきた。 「いただきます!!」 手を合わせてからサンドウィッチを口に運ぶ。 まだ半熟なのにフワッと広がりとろける食感が適度な 甘めと絶妙にマッチしてて物凄く美味しい。 サラダやウィンナー等もホォークでつついていると、 クスッと聞こえて顔を上げた。 「どうしたの?」 一樹は口許を押さえて笑っていた。 「あんまりにも美味しそうに食べていらっしゃるからつい……」 それにしては笑いすぎだ。 「ほら、卵がついてますよ」 頬についた卵を指で掬い取り自身の口に運んだ。 その行為が恥ずかしくて、子供扱いするのをあんなに 止めてと言っているのに私の日本語通じてる……? 「子供扱いしてない?」 「してませんよ?ただ、そんなに美味しそうに食べられる 姿を可愛いと思っているのは事実です」 私は可愛いと言われる事にまだ慣れていない。 「ば、バカじゃないの? 私みたいのが可愛かったら世界の9割りは可愛いわよ!?」 強気に言っているが、顔は真っ赤だ。 「なら、そうなんでしょう。」 なのに、貴方がそうやって笑うから私は調子が狂う。 むっと言葉をつまらせると、優しく頭を撫でてくれる。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加