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「ッ!!!?」
一瞬何が起こったのか分からなかった。
確かに白井は標的の右に「空間移動」したはずだった。だが、少女にさらに右から攻撃を受けた。
白井はコンクリートの壁に叩きつけられた。
「……くっ…」
起き上がりながら白井は考える。
(この能力は…)
白井は太股に付けてある金属矢をひとつ取りだし少女に投げつけた。
するとまっすぐ進むはずの金属矢はあり得ない方へと曲がり少女の後ろで落下した。
白井の考えが確信に変わる。
「『偏光能力』ですわね!」
少女は少し驚いたような顔をした。どうやら図星みたいだ。
「残念でしたわね。私、一度対峙したことがありますのよその能力」
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